いつもありがとうございます。BS.MOMIJIです。
10月も半ばに差し掛かっておりますが、今年はまだまだ暑い日が多いですね。
熱中症には十分お気を付けください。
さて、今回はピッチングにおけるボールの握り方について考えていきたいと思います。
ノビる球とは?
野球ではよく「ノビる球」という言葉が使われますが、どんな球なのでしょうか。
伸びる球と呼ばれるボールには、いくつかの特徴があります⇩
①_ボールの初速から終速までのスピードの変化が少ない。
②_ボールの回転数が多い。
③_ボールの回転が縦回転に近い。
※ 初速:ボールが手から離れる瞬間の速さ
終速:ボールがキャッチャーに届く瞬間
キャッチボールをしていたら、やたら低く遠くに投げれる選手っていますよね?
それがいわゆる「ノビる球」ってやつです。
ノビる球を目指すメリット
上記の伸びる球を投げることができると、バッター目線では⇩のような効果があります。
①_バッターボックスに立った時、球速よりもボールが速く感じる。
②_ボールの下を振ってしまい、フライアウトや空振りが多くなる。
③_落ちる変化球の対応がより難しくなる。
これだけで被安打率・防御率は一気に下がり、投球に安定感が出てきます。
ノビる球を投げるためのボールの握り方
ノビる球を投げれる選手のボールの握り方にはいくつか特徴があります。
この4つのポイントを抑えれば、ストレートが圧倒的に変わります。
一般的には、狭めると速くなり、広げるとコントロールがよくなるとされています。人差し指と中指の間隔はより狭い方が回転効率が上がります。ノビる球を投げるには、 なるべく人差し指と中指の間隔を狭くすることをおすすめします。
ボールと掌(てのひら)の間隔はできるだけ開けることが重要です。
※握力をより消費しやすくなります。
人差し指・中指・親指の三本指で握りたいので、極力ボールの下側(親指側)まで薬指を曲げて握ることをおすすめします。
指の腹(表面)がボールに接すると回転効率を損ねてしまう原因になります。親指の側面がボールに接するように握りましょう。さらに、その状態で親指を曲げれたらより回転効率が上がります。上のレベルで野球をやっていきたい人は親指を曲げて握るところまでチャレンジしてみましょう。
握り方を変えて、最初から上手く投げれる人はいません。
力が上手く入らなくてボールがすっぽ抜けることがほとんどです。
しかし、練習を重ねる内に徐々に投げる球が変化していきます。
練習のキャッチボールで徐々に慣れるようにしていきましょう。
また、上記のステップは、数字が上がる毎に難易度も上がります。
取り組む場合には、一つずつクリアしてから次のステップに挑んでいきましょう。
まとめ
プロ野球を見ていてもわかるように、球速が遅くても打たれない投手はたくさんいます。
逆に、球速が速くても打たれやすい投手もいます。
球速は、自分の能力が数字で表れるため、誰もが速くしたいと考えます。
そしてその大半が『速い球を投げれる=良い投手』と勘違いします。
野球というスポーツはどちらのチームが多くの点数を稼ぐかで勝敗が決まります。
ピッチャーに求められる最も重要なことは、いかに速いボールを投げるかではなく
『いかに相手チームに点数を与えないか』です。
球速を上げる事は大事なことですが、球速を上げる事だけに注力することはおすすめしません。
上のレベルで活躍する『良い投手』と呼ばれるために、握り方から見直してみましょう。
END
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