【バッティング】フレアグリップとは|最適な力加減でバッティング力向上

バットのグリップエンドの形には下記のとおり複数種類があり、それぞれに特徴があります。

①_レギュラーグリップ
②_フレアグリップ
③_タイカップ

①_レギュラーグリップの特徴

グリップがグリップエンドまで細く造られており、最もオーソドックスな型。グリップが握るときに力が入りやすいため、ガッツリ握りたい人におすすめ。

②_フレアグリップの特徴

グリップがグリップエンドに近づくにつれて、徐々に太くなっている形状のもの。特徴的な形状の効果でバットを握りすぎないようにできているため、バットのヘッドを効かせやすいのが特徴。

③_タイカップの特徴

グリップエンドが大きくなっているもの。通常のものと比較するとバットの重心が手元に近くなることで、バットを操作しやすくなるのが特徴。

このように、バットには様々なグリップの型が存在します。冒頭でも話したとおり、今回は個人的に一番好きなフレアグリップについて少し深掘りしていきたいと思います。

目次

フレアグリップのメリット

上記にも記載していますが、フレアグリップを使用することで、バットのヘッドを効かせやすくなります。具体的にメリットをまとめていきます。

メリット①_バットを握る強さが変わる(脱力)

バットを握るとき、ギュッと力を入れて握ってしまうとボールの飛距離は出ません。自分の力を最大限ボールに伝えるためには、手を脱力し下半身・体幹に力を入れることでバットのヘッドが最大限に走り、その分パワーが上乗せされます。フレアグリップを使用すると、手の薬指で握る感覚があり、手首を柔軟に使うことができます。手首が柔軟に使えると、余分な力が抜け、最適な力加減でスイングすることができます。

メリット②_飛距離UPに繋がる

①の脱力感を習得することで、バットを振りだす瞬間、勝手にバットのヘッドが後ろに残ります。バットのヘッドが後ろに残った状態で、一気にヘッドを効かせることで飛距離がUPします。

フレアグリップのデメリット

デメリット①_少年野球等で禁止されている地域がある

フレアグリップは、残念ながらすべての大会で使用が認められておらず、一部の地域では「バットの細工」判断され、使用が認められていません。試合で使えるかどうかは、その地域の連盟に確認するなど事前に対応が必要です。

デメリット②_慣れるまで時間がかかる

何事にも言えることですが、レギュラーグリップでバットをギュッと握りしめる癖が付いている人は特に、慣れるまでに時間がかかります。ただ、フレアグリップでバットを振る力感を覚えることは、長い目で見るとメリットの方が大きいので、個人的には挑戦をおすすめします。

フレアグリップを使用する方法

①_フレアグリップで作られているバットを買う

元々フレアグリップの形状で作られているバットは多数存在します。木製バットはもちろんのこと、軟式バットでも「ワニクラッシャー」などはフレアグリップで作られていますね。

②_フレアグリップに自作する

レギュラーグリップのバットでも、下記の商品を使用することで誰でも簡単フレアグリップに加工することができます。

①_専用のパッドを使用する

グリップテープの下に専用パッドを入れることでフレアグリップにすることができます。比較的安価なものが多いため、お試し感覚で使ってみるもの有りですね。

②_GRIP-N-RIPを使用する

グリップテープの下からではなく、グリップテーブの上からそのまま付けるタイプ。着脱が簡単な上、チームバットなどグリップを巻き直すことができない方でも、簡単にフレアグリップにすることができるためおすすめです。

まとめ

フレアグリップにはメリットがたくさんあります。また誰でも簡単に安価で試すことができるのも魅力的ですよね。ぜひ試してみてください。


END

BS.MOMIJIは野球を愛するすべての人を応援します。野球で悩んでいる人に、少しでも良い「きっかけ」を与えれるようなブログにしていきたいと思っております。何でも気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

生年:平成4年
最終学歴:琉球大学
所属:企業軟式チーム
ポジション:ピッチャー・ショート

【ひとこと】
周りの方々や環境に恵まれて、小学2年生から現在までずっと野球をしてきました。野球をやり続けてよかったと思える今だからこそ、少しでも野球離れの抑制に繋がればと思い、HPを自作しました。
現在は本業は別でありながら、その他の時間でグローブケアを中心に行っております。倉庫に眠っている使わないグローブは、磨くことで使えるようになります。そのグローブを安価で提供することで、野球を始めれる子供たちが増えるかもしれません。使わないグローブを次世代へ…その可能性を信じてグローブを磨いていきたいと思っています。
また、野球に関する悩みなどが少しでも減ればいいなという思いで、ブログを執筆しています。野球エリートでない私だからこそ、皆さんの悩みに少しでも寄り添えればいいなと思っています。

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