【バッティング】バーティカルスイングとは?メリット・デメリット・注意点を解説

いつもありがとうございます。BS.MOMIJIです。

今回はここ数年でよく耳にするようになった「バーティカルスイング」の話。

バーティカルスイングって何?というところから、メリット・デメリットまで詳しく解説していきたいと思います。

目次

バーティカルスイングって何?

バーティカル(Vertical)とは英語で、「縦の…」という意味。つまりバーティカルスイングとは簡単にいうと「縦振り(縦スイング)」という意味になります。

これはアメリカ方式のバッティング理論で、スイングを横軌道ではなく縦軌道にすることにより、角度のついた強い打球を打てるというメソットです。

ここで、日本とアメリカのバッティングに関する特徴について簡単に比較してみます。

・縦スイング(バーティカルスイング)
・ポイントは後ろ
・ホームランや長打を多く打つバッターが評価される

比較してみると、バッティングに関する考え方が全く違うことがわかります。一概にどちらが正しいというものではないですが、いろいろな考え方があって面白いですよね。

アメリカの野球と比べて、日本の野球では、ホームランや長打をよく打つバッターよりも、三振をあまりせず高い打率を残せるバッターが評価される傾向にあると思います。

確かに私も長いこと野球をやっていますが、三振を取れる気がしないようなバッターと対峙した時に、このバッターは「センスがあるな」と感じます。

バーティカルスイング(縦振り)のメリット・注意点

小・中学生に指導している方が、いきなりバーティカルスイングを取り入れるのは、勇気がいりますよね。

そこでバーティカルスイングをすることによって生まれるメリットを解説していきます。

主に下記のメリットがあります。

①_ポイント前で打つという概念がなくなり、下半身や体幹を使ったスイングが身につく
②_飛距離アップの効果が期待できる
③_逆方向に強い打球が打てるようになる

個人的には①のメリットは非常に大きいと思っています。

特に小・中学生のうちに下半身や体幹を使ったスイングを身につけることができると、高校・大学へ進路を進めた後に大きな差がつきます。それは筋トレの量が格段に増え、下半身・体幹が強化されるからです。

ただし、バーティカルスイングとは「ただ縦に振ればいい」というものではありません。注意すべき点があります。

「股関節⇨腰⇨胸⇨腕」
の順番でスイングを行うこと。

バーティカルスイングを行う上で、この注意点は必須です。そこを怠ってしまうと、ただの手打ちアッパースイングになってしまうため、スイングとしては最悪です。

下半身主導のスイングを身につけるためには、必ず上半身は脱力しなければなりません。上半身の動かし方に関しては説明を割愛させていただきますので、気になった方は下記記事を参考にしてください。

バーティカルスイング(縦振り)のデメリット

何事にもメリットがあればデメリットが存在します。何事もデメリットを理解しないまま挑戦するのはよくありません。必ずデメリットを理解した上で挑戦するようにしましょう。

主なデメリットを下記にまとめてみました。

①_指導者やチームメイトからの理解を得られない
②_横変化球への対応が難しくなる

最も大きいデメリットは、理解されないこと。「そんな打ち方じゃ打てないよ」とか「フライばっかり」とか、そんな目で見られます。確かに、「手打ちアッパースイング」になってしまっている場合は、周りの方々のおっしゃるとおり「そんな打ち方では打てません」。

バーティカルスイングに挑戦していく場合、注意点・デメリットを理解した上で、結果で示していきましょう。

まとめ

注意点でも上げたように、バーティカルスイングとは、股関節に溜めたパワーを腰・胸・腕に伝達させることで爆発的なパワーを生み出します。上記の過程中、腰・胸にかけてパワーを変換する時に、身体が縦軌道になることにより、バーティカルスイングと呼ばれていると考えます。

バッティングにおいて最も重要なことは、「縦軌道で振る」ことではなく「下半身のパワーを伝達する」ことです。結果と過程を履き違えてしまうと、遠回りをしてしまうことになります。

理想形としては

「下半身のパワーを伝達するためのスイングをしたら、勝手にバーティカルスイングと呼ばれるスイングになった」

だと思っています。

※下半身の使い方については、別の記事にまとめようと思っています。記事完成次第、関連記事としてここに掲載いたします。


END

BS.MOMIJIは野球を愛するすべての人を応援します。野球で悩んでいる人に、少しでも良い「きっかけ」を与えれるようなブログにしていきたいと思っております。何でも気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

生年:平成4年
最終学歴:琉球大学
所属:企業軟式チーム
ポジション:ピッチャー・ショート

【ひとこと】
周りの方々や環境に恵まれて、小学2年生から現在までずっと野球をしてきました。
現在はグローブのケアを専門に行っております。
野球エリートでない私だからこそ、皆さんの悩みに少しでも寄り添えるような場所を作っていきたいと思っています。

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